12万円の人混みピクニック?
2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)が、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、4月13日から10月13日までの184日間、大阪市の人工島「夢洲」で開催されます。
しかし、前売り券の販売状況はあまり芳しくなく、万博というイベント自体に対する関心が以前より薄れているのかもしれません。入場券は、大人6,700円、中高生3,700円、小学生1,700円と設定されています。たとえば、豊橋から家族で日帰りすると、交通費も含めて総額10〜12万円ほどかかる計算になります。さらに、会場内の飲食価格は国際的な水準に合わせられており、ラーメン1杯が2,000円、サンドイッチが1,000円以上と、かなり高めです。
このような状況を主催者側も理解(世界では普通でも日本人には高すぎる)しているのか、飲食の持ち込みが許可されており、お弁当を持参することが可能です。近くのコンビニも混雑しそうですね。
また、人気のある国のパビリオンには長蛇の列ができることが予想されます。せっかく高いお金を払っても、待ち時間ばかりでは満足感が薄れてしまうかもしれません。一方で、万博に興味を持つ人もそれなりには居る事でしょう、例えば、大谷翔平選手を見に行くためにアメリカまで1人で50〜70万円かける人もいます。何に価値を感じるかは人それぞれで、満足できるならそれで良いのかもしれません。
過去の愛知万博では、暇時間の多い有閑マダム等の友人同士の交流の場として楽しむ人も多く見られました。そうした社交の場としての側面も、万博の魅力の一つなのでしょう。
ただ、インターネットやAI技術が発展した現代において、万博??(万国博覧会)最初に開催されたのは、1851年にイギリス・ロンドンで行われた「第1回万国博覧会(ロンドン万国博覧会)」です。174年前より基本的展示形態は変わらぬ万博という形式が時代遅れと感じる人もいるかもしれません。私自身は愛知万博にも行かなかったですし、展示物に対する興味も全くあまりありません。
こうした大規模イベントは、多くの人を巻き込みながら進められるものであり、仕掛ける人間の為の平民から巻き上げる仕掛ける土建屋等の為の万博と揶揄する人も居ます。このところの物価高、建設費高騰で土建屋も迷惑なイベントになってしまいました。賛否が分かれるのは当然のことですね。
結局のところ、万博に行くかどうかは個人の価値観の問題ですね。12万円の人混みの中のピクニックと割り切り楽しめると思う人は存分に満喫すれば良いでしょうし、興味がなければ行く必要はありません。ただ、「行った」と話すことがプラスに働くかどうかは、聞いた人の価値観次第なのかもしれませんね。「時代遅れの人」とレッテルを貼られるリスクも承知して話してくださいね。