腐敗風土が残る悲しき日本の現実を直視する。
昨日のフジテレビによる「謝罪会見のやり直し会見」を途中まで視聴しました。正直なところ、日本のマスメディアを担う経営陣が抱える課題が浮き彫りになったように感じます。10時間24分にも及ぶ長時間の会見。誠意を尽くそうという思いは伝わってきますが、その結果、視聴者や記者たちに「何が伝わったか」と考えると、むしろ混乱を招く結果となったのではないでしょうか。
会見の運営には「配慮不足」「計画不足」「スキル不足」といった欠点が否めません。こうした状況で会見に臨むこと自体が、どれほどの無謀さを含むのか。その背景には、危機管理の甘さがあると言わざるを得ません。
例えば、400名もの記者が参加し、それぞれが2問ずつ質問をすると仮定すると、800件もの質問が飛び交うことになります。その1つ1つに5分間の回答が必要であれば、それだけで2000分(約33時間)もの時間がかかる計算です。さらに司会者の進行時間などを含めれば40時間を超える規模になります。10時間24分と云う時間は最大時間の24%程度ですから早く終わった方です。こうした基本的な計算が事前に考慮されていない点は、経営陣の課題(無能と思考停止)を如実に表していると言えるでしょう。
本来であれば、事前に記者から質問を募り、AIなどを活用して内容を分析し、重複する質問や特に重要な質問を20件程度に絞り込むことができたはずです。そのうえで、選ばれた質問と回答を事前に参加者に配布し、さらに800件の全質問と回答をウェブ上で公開すれば、透明性を保ちつつ効率的な運営が可能だったのではないでしょうか。これにより、記者が会見に求める「回答」への期待も適切にコントロールできたはずです。
程度の低い記者の質問回答作成に時間が無い、そんな事はありません。金を使い弁護士を雇いまくりAIを使いなおかつ1300人も社員がいる会社なのだからやろうと思えば簡単に可能であります、覚悟と知能の問題なのですね。
また、調査中の内容や現時点で未回答の事項については、「お答えできること」と「調査中でお答えできないこと」を明確に分ける必要があります。企業として何ができるのか、何ができないのかを正直に示すことで、視聴者や記者に納得感を与えることができたでしょう。また日本にはロクデナシ記者が山ほどいる日本のマスゴミ業界の真実を知るフジテレビと云う報道機関の稚拙さが目立ったさらなる失敗をした様ですね。
さらに、悪質記者からペーパー回答を無視して同じ質問が当日の会見で再び出てきたとしても、「事前に配布した資料の〇〇〇番回答をご覧ください」と対応すれば数秒で済む話です。事前回答への追加質問が出ても現状弊社が知り得る全てですと回答すれば、それ以上の質問は出ません。特殊な質問やその場での即答が必要なものに絞り込むことで、会見自体を1時間程度に短縮することも可能だったはずです。
悪質質問や返答不能質問が出た場合でも企業としての姿勢を明確にする一言が大切です。例えば、「弊社は大失敗をした事実があります。弊社は法的な制約によりお答えできない質問もありますが、大失敗企業故に質問に100%満足が行く回答が出来ない調査不足や調査の限界もあります。誠実に対応を続けてまいります」といったフレーズは、視聴者に理解を求める上で効果的でしょう。
さらに、「記者の皆様におかれましても、独自での調査や検証を通じて事実を掘り下げるという本来のジャーナリスト使命に立ち返ってご自分で調査いただければ幸いです」といった呼びかけは、誠意を示しつつも相互理解を促す姿勢として受け取られるはずです。
この話を聞くと、戦後の日本を象徴する白洲次郎氏の言葉を思い出します。彼がマッカーサーの秘書官に向けて語ったとされる「日本は戦争には負けたが、アメリカの奴隷になったわけではない」という言葉は、どんな状況でも自らの立場を正しく認識し、自信を持って進むべきだという強い意志を感じさせます。
今回の不祥事についても、「フジテレビは重大な過ちを犯しました。しかし、私たちは全てを知っているわけではありませんし、全てを完璧にすることもできません。それでも、真摯に向き合い、改善に取り組む決意です」といったメッセージを発信することが、長い目で見た信頼回復への第一歩ではないでしょうか。
不動産屋のオヤジでも数秒で思いつくこんな事さえ出来ない大企業が今後未来に向けて生き残るべきでしょうかね?とてつもない不毛を感じてしまいます。
フジテレビだけでなく、日本全体のメディアや企業が抱える課題を見直し、国民1人1人が正しく学び、正しく思考し、正しく行動変容をするきっかけとなることを願っています。あなたはどう感じ、どう思い、どう行動しますか?