追い込まれて「金利のある世界」が来た恐怖
「金利のある世界」
日本銀行がマイナス金利政策を解除して、17年ぶりの利上げ17年間のアホノミクス等のマイナス金利ジャブジャブマネーバラマキの金融緩和政策によって、日本政府は莫大な国債を発行することが可能となり、累計の財政赤字はGDP(国内総生産)の2.6倍にもなった。下記日銀の資金循環表を参照
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf
大和総研の日本金利の予測では2024年10〜12月期には短期金利で「0.25%」、2025年以降は年2回のペースで年間「0.5%」程度引き上げていくとシミュレーション、他社のシナリオでも、今後は徐々に金利引き上げを図っていく、と予想しているところが多い。
アメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)が、インフレ収束を示す兆候がなかなか出てこないために金利引き下げが遅れ、日米の金利差は一向に縮まらない。
日米の金利差が縮小しなければ、円安⇒物価高
日銀は2022年度末で576兆円の長期国債を保有し、549兆円の当座預金、金利を上げ当座預金利払い額が国債などの利息収入を上回れば「逆ザヤ」になってしまう。逆ザヤが続けば、中央銀行が抱える資本金や債券などの資産を上回る負債を抱えて「債務超過」に陥る。
日銀は赤字⇒債務超過となる。中央銀行にとって、逆ザヤと債務超過は大きな問題であり、紙幣を発行している銀行として、お金の価値を減らす=通貨安を招くため、できるだけ避けたい事態
日銀が「逆ザヤ」「債務超過」に陥る金利水準は次のようになっている
●日銀が逆ザヤとなる政策金利………0.28%
●日銀が経常赤字となる政策金利……0.58%
●日銀が債務超過となる政策金利……2.75%⇒日本政府の予測は10年後2033年度「3.4%」まで上昇
金利が「0.25%」に上昇すると「1兆3400億円」、国債の利息(収入)が「1兆3300億円」となり、支出が収入を上回る逆ザヤ。さらに「1.0%」の水準で3年間、利息を支払い続けると、日銀の累積損失額は自己資本(資本金1億円、法定準備金等3.5兆円、引当金勘定8.3兆円)を上回ることになり「債務超過」になる
日銀は莫大な国債保有で金利を上げられない日本の低金利、アメリカの高金利で「キャリートレード」が活発となり、さらに円安が進む。
今後も円は売られ続けることになり、日銀は金利差縮小のために、金利の引き上げを迫られることになる。日銀が金利を引き上げられるのはせいぜい0.6%程度まで。当面、日銀は円安の圧力にさらされ続ける⇒円安はさらに進む⇒日本の物価は上がる⇒円の価値はさらに下がる。
中央銀行のバランスシート(総資産)は小さければ小さいほど健全と言われているが、国際的に見ても、日銀のバランスシートは極めて大きい。バランスシートの対名目GDP比を見ると、FRBの「27%」に対して、日銀は「127%」になる。FRBは、かつてはGDP比で6%程度だったのが、リーマンショックやコロナ禍によって3割近くにまで拡大、日銀もバブルが崩壊した1998年度末には15%程度だったのが、2022年度末には9倍の131%に拡大した⇒簡単に債務超過になる。
日銀が、普通の中央銀行に戻るためには、政府が財政健全化に本気で取り組むしかないのだが、政府の2024年度の予算案によれば、国債発行総額は「181兆4956億円」(財務省)の計画となっており、新規国債発行額は「34兆9490億円」⇒何時破綻してもおかしくないカードローンの多重債務者状態。
日銀の単独の力だけでは、どうにも処理できない規模の借金に膨れ上がっているわけだが、現在の岸田政権の方針は今後も「財政規律最優先」とはほど遠い、大きな政府まっしぐらに突き進んでいる状況だ。
内閣府の試算では、今後の長期金利の上昇は、10年後の2033年度には「3.4%」まで上昇し、政府が発行してきた国債の利払い費だけでも「22.6兆円」に達する、2023年度の利払い費が「7.6兆円」であることを考えると、10年で利息の支払いが3倍に膨れ上がる
日銀は0.28%で逆ザヤ、2.75%で債務超過になる、政府(内閣府)は国債の長期金利が3.4%になると予想している⇒日銀は10年以内に債務超過に陥ることを意味(覚悟)する。
中央銀行が債務超過に陥った場合に「インフレ」になる。1980年代から1990年代にかけて、相次いで中央銀行が債務超過に陥った下記の国では、すさまじいインフレに見舞われている。金融危機や財政政策が原因で債務超過に陥ったケースが下記。
・ジャマイカ……22.6%(平均インフレ率)
・フィリピン……11.8%(〃)
・ベネズエラ……29.9%(〃)
日本が破綻しなくて10年もてば日本政府の10年後の2033年度には日銀金利「3.4%」まで上昇予測⇒住宅ローンの変動金利は5%前後、固定金利は7%前後となる。破綻したらハイパーインフレ(年率30%前後)とハイパー金利(20%以上)となる事は避けられない。
ちなみに住宅ローン0.6%で3500万円借りた人が金利が5%(普通に有り得る金利)になると月々97,177円(総返済額40,814,217円)が183,393円(総返済額77,024,388円)となる。この事実を知り変動金利(約7.5割の人)で借りている人が日本にどれだけいるだろうか???ちなみに私が住宅ローンを借りた時の金利は約8%であった。
日本は物価は高騰し、金利も高くなり、税金も高くなり、年金、医療といった社会保険制度の破綻を心配し、生活は過酷なインフレに苦しむ、国民はインフレにおびえて安い毒食を探し回り暮らす発展途上国のような生活を強いられる
★円の価値、暴落不可避、衰退の・・2000兆円、価値半減ぞ
貴方もしっかりと日銀の資金循環表をキッチリ理解してその3ヵ月ごとに更新される変化に注意をしてくださいね!以下、日銀資金循環表
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf
https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/data/exsj01.pdf 上記見方