格好良さ・・・と・・・使いかって?・・・の法則
家作りを始めると・・・みなさん、いろいろな情報をネットや展示場で・・・それなりの収集を行います。
私も若いころは・・・格好良さに憧れました。若い皆様もたぶん、私の若いころと同じような価値判断をすると思います。
格好良さの優先順位は・・・
1、家の外観
2、リビングやキッチンのオシャレ度
3、洗面所のオシャレ度
4、トイレのオシャレ度・・・
ざくっとこんな順番でのオシャレ度を求めていらっしゃると思います。商売を第一優先に考えるちまたの住宅メーカーは・・・売るため(お客様に認めて頂く)にこの順番通りの所に注力を注いでいます。
実際に・・・この順番通りにして住宅ローンさえ通る様にすれば・・・売れるのです。金儲けだけならこれ以外に無いのですが・・・はたして、はたして、それでよいのでしょうか???
今どきの若い建て主さんの好むデザインなんて・・・簡単な事です。買ってくるか?真似れば・・・簡単に格好良くなります。実際に・・・ぐんぐん伸びている建売会社は・・・大手ハウスメーカーやデザイナーズハウスのデザインを中国の遊園地のごとく真似をしてバカ売れしているのです。真似られた会社からの法廷闘争が有るとか?無いとか?そんな話も聞こえてきます。
私たちの業界向けにデザイナーズハウスのビジネスモデルとデザインを売っている会社も何社もあります。
金儲けだけなら・・・これで全く問題なしですし、現実に多くのブランド工務店はこれを実行しています。
はたして・・・こんな仕事で良いのでしょうか?こんな真似事の家で良いのでしょうか?100人居れば100通りの価値観が有り、人生が有り、時の輝きが有るのではないのでしょうか???人生最大の買い物たる家、住処(すみか)がこれで良いのでしょうか?
例えばタイル張りの丸いボールのオシャレな洗面台・・・オシャレな事に文句をつけているのではありません。オシャレでも洗面台の横には家族全員の洗面用具の置き場が必要です。キチンと素敵な洗面台の横の眼をつむったまま取れる所に於けますか?我が家では洗面台の横に収納が山ほどあります、タオルに至っては50枚程度が横に置いてあります。そのほか・・・めちゃめちゃ家事がらくちん洗面室になっています。それでいて・・・それなりにオシャレ的な設計力が大事です。しかし、ほとんどのデザイナーズハウスの雑誌やチラシの洗面はモノの置き場が殆ど無い
なぜ?こんなペラペラな家ばかりになっちゃうのでしょうか?それは・・・私たちの業界の・・・現状、貧すれば鈍す・・・そして・・・この国に住居学と云う学問が存在しないこと、・・・そしてもっともっと大問題は・・・殆どの人々が自ら思考する能力を持たされていない事
私がほぼ毎日、毎日、こんな長文でディープな文章が15〜20分程度で書けるか???それは・・・私と云う人間は自ら思考する事が可能になった稀有な人間だからです。気付きを与えてくれた先生に出会う事が出来た幸運な人間だからです。原理原則を絶えず絶えず大切にして自ら思考し自らの意志で行動をしているからです。
人にはそれぞれ役割が有り、人にはそれぞれ天命があります。多くの人がそれに気付こうともしません。
自分自身をキチンと見据えて・・・自分自身の内観をキチンと行い、目標を定めて真剣に学び、真剣に行動し、そして反省をしてスキルと思考と哲学を鍛え上げていく!!!
例えば・・・デザインと機能の本質の法則を思考する簡単な事例が有ります。
私は若いころ車が大好きでした・・・そして特に格好が良いスポーツカーが大好きでした。2枚ドアの流線型の地面を這うような車です。しかし、この車、めちゃめちゃ不便ですので・・・ぼろぼろの3万円の軽四、4枚ドアのフロンテを毎日実用に乗って居ました。スポーツカーは1か月に1度程度しか乗ることはありませんでした。
デザイン性を求めれば求めるほど・・・機能は反比例になるのです。これは・・・原理原則・・・です。
ではどうするか???デザインと機能をどのレベルで調和させるか?と云う事が一番大事な事です。その時に特に大事なのが・・・自分自身の心の安定・・・経済的安全性・・・とどうバランスさせるか!!!自分自身の根拠なき欲の自己顕示性だけで家をデザインすると・・・ほぼ間違くなく失敗をします。
失敗の本質・・・それは家が貴方を不幸にすると言う事です。あなただけならまだしも家族全員を不幸にする確率がとても高いと思います。
残念ながら・・・我が国の世間の常識的なエリート層は・・・・おそろしく正しい自己認識力に欠けています。デザインと機能が反比例するように・・・エリートレベルと人間性は確実に反比例をしています。その証拠にテレビでインタビューする経済団体の新年賀詞交換会のコメントなんて・・・聞くに堪えないようなコメントしか出来ない”うぞうもぞう”が・・・山ほど出てきます。
この国の未来は暗い
一番大事な事は・・・この国の労働者の時間当たりの生産性をどうあげるかと云う事です。オールドエコノミーの不動産屋の金髪トラちゃんなんてどうでもよいのとなのです。中国の肉まんオヤジなんてどうでもよい事なのです。
良くて安いモノなら・・・世の中がどうなろうと、世界がどうなろうと・・・キチンと伝える事が出来れば全く問題など起こり得ようがないのです。。カルロスゴーンだけが・・・まともなコメントをしていました、それは世の中がどうなろうと今できる最善をする!!!全く問題なし・・・的な発言でした。
残念な事にこの日本の労働生産性は先進国最下位の公称…21位なんです。サービス残業を加味して試算すると世界40位くらいになっているのです。・・・これが大問題
労働生産性がこんなに低くては間違いなく”安くて良いモノ”を作れないからです。そしてこんなに労働生産性が低くては経済の良好な循環もままなりません。
なぜ大企業の経営者がこの労働生産性を気にしないか???それはこいつらの根性は搾取集団だからです。人なんてモノ(資源)なんです、こいつらにとっては・・・
そして・・・この労働生産性と教育投資は正比例をしている明確なエビデンスが有るのに・・・この国の為政者は意図的に知らん顔です。今日本の労働生産性はあのいい加減なヤンキーの約6割程度しか無いのですよ・・・実際にはもっと低い
経済だけではなく・・・原理原則・・・一番大事なモノに知らん顔をする・・・不思議な人たちの暮らす日本と云う国
たまりかねて・・・本日の経済新聞の主論説者が・・・日本の未来(2025年が限界)に警鐘をならす記事をオブラートでくるんだような自己保身まんまんの遠慮をして書いていました。
一読あれ!