負け犬の目・・・
時折・・・散歩などしていると”負け犬の目”をした野良犬に出会う。眉間にしわをよせて、眉がハの字の様な上目目線の猜疑心、警戒心たっぷりの目である。
たぶん、何度も、何度も人間や自分より強い野良犬にいじめられたのであろう・・・目から猜疑心のいやぁ〜なくすんだ輝きが感じられる。
これを何度も、何年も繰り返すと・・・残念ながら”こころ”まで壊れる。考え方まで”卑屈”になる。何でも悪い方に捕らえ、何でも相手が悪いと思うようになる。欺されないぞ、欺されないぞ・・・と心の叫びが聞こえる。
空気が腐る。
だれだってこんな嫌な目をした犬を可愛がらない、遠ざけようとする。シッ!!!シィ!!!と追いやる。
犬は・・・さらに、さらに、自分以外に警戒心を強める。自分が可愛がられないのは他人のせいだと思うようになる。自分は悪くない、他人が全部悪い!!!
負の連鎖・・・(言葉が無い)
現実の風景である。なぜ?この犬は負け犬の目をするようになったか?
何度も、何度もいじめられたから???
なぜ?何度も、何度も、いじめられたか?
全部・・・いじめる側が最初から100%悪人だろうか?
頭をなぜてくれる人の手をいきなりガブッ!!ってやったら?それは強烈な裏切りである。可愛がられるハズが無い・・・なぜ?しっぽを振りまくらないのか?なぜ?愛嬌をふりそそがないのか???
何年もイジメ続けられると・・・信ずる・・・ことをつかさどる脳が破壊される様である。裏切りを悪い事と思えなくなるようである。・・・自分が何をやっても自分が正しい、結果が悪い(イジメられる現実)のは全部他者が悪い・・・そんなふうに潜在意識がこの負け犬の心を支配するのかも知れない。???
最初にもどろう、原点に戻ろう・・・この犬がこの世に生を受けた瞬間に戻ろう!!!
この子犬は親を選べない!!!生まれ落ちた環境に多くの原因が有るかも知れない!負け犬の目を持つに至った多くの要因の最初の最初が一番大事だ!大事だけれど100%生まれだけが原因で、この負け犬の目になった訳では無い・・・
生まれは最悪でもオオカミの目を持った野良犬だって居る。鋭い眼光、今にも飛びかからんとする迫力、その存在感・・・ゾクゾクする。私はこのオオカミの目を持った野良犬の目から、視線を絶対にそらさない!!!愛おしく、愛おしく・・・涙が出てくる。みつめあい・・・そしてオオカミの目の犬はふっと去っていく!
オオカミの目を持った野良犬は・・・自らの力のみで、自らの努力のみで必死に生きている。他者に頼ることなく野生を生きぬいている。自分自身に厳しく、厳しく生きぬいている。自分より強いモノにイジメられても、傷つけられても決してしっぽを丸めることは無い!!!
オオカミの目を持った野良犬が最初からオオカミの目を持って居るわけではない!!!子犬だった頃には散々いじめられたであろう、散々傷つけられたであろう!!!
負け犬とオオカミの目の犬・・・どこに差があるか?何が?道を隔てたか???
負けた原因を他者のせいにするか・・・負けた原因を自分の力の未熟と・・・思うか?思わないかの違いである。命がけの全力を出し切るか?適当に自己愛を理由に逃げ出すか?の違いで有るような気がする。
負け犬は、やるべき正義に気付くことなく逃げ続け・・・根性まで腐らせているケースが殆どである。
救いがたし・・・
それが大自然、神の意志!!!
そんな負け犬に昨日出会った!!!優しい眼差しでこの犬を見て居る私を、この眉間にしわをよせた負け犬は私を自分以下の負け犬を見る目線で見て居た・・・本質を見ず外見や虚勢に惑わされる愚かな犬である。
強いモノには弱く、弱いモノには強く・・・どこかの組織の構成員を感じた(笑)