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1000ドルゲノム・・・

私が2年前に予測したとおり人間個々の全ゲノム解析が1000ドルで可能となりました。(今の所アメリカだけ)この新解析器が日本にも近々導入される確率はとても高いと思います。2年前はゲノム解析が1万ドル程度でしたから・・・約10分1なりました。日本円に換算すると78000円です。

つまり、一人一人の人間の設計図がキチンと解ると云う事は・・・素晴らしい事なのです。

今、二人に一人がガンを罹患して3人に1人がガンでお亡くなりになります。このガンの遺伝子を調べれば何時、どんなガンにどれほどの確率でなるか?なる恐れがあるか?ある程度正確に推定可能となります。

その他、個々の体質に合わせて効く薬、効かない薬も判別可能となります。深刻な重病の薬、例えば抗がん剤等などの副作用の軽減が可能となります。そして今では投薬をして試行錯誤で薬を選んでいますが、その間に被る患者の被害たるや・・・医療関係の知識を少し得ればとんでもなく恐ろしい現実です。

例えば・・・抗がん剤の専門知識を持っている医者は日本全国にたった100人程度しか居ません。その100人は殆どが大学病院や国立のがんセンターなどに集中しています。地方の市民病院程度には専門家は居ないと思った方が良いかも知れません。ましてや開業病院などの医療知識は・・・トホホ・・・です。インターネットに出てくる厚生省のガイドライン以下の知識の医者ばかりです。とくに開業医で高齢の医者は・・・・もう高度医療は殆ど無理かも知れません。(もちろん、真剣にひたむきに患者様の為に努力して居る人もごく少数ですが居ます)

ゲノム解析が出来れば設計図が手元に有るわけで・・・そしてその設計図に基づいて痛んだところを痛んだところを一番修復可能な薬や治療方法が素人の医者にも選択可能となります。

余談ですが・・・特に国家資格で国民の人生に大きく影響を及ぼす資格は10段階程度に階数を上げて5年ごとの更新制にすべきです。医者しかり、建築士しかり、弁護士しかり、会計士しかり、税理士しかり・・・

この国では一度資格を取ると殆どの人が真剣に勉強をしていません、研究をしていません。私の個人的な感触からすると再試験をすると、どの資格でも80%は落第する可能性が大です。その意味でもカスタマーは自らこの本物のプロとプロという肩書きを持った賞味期限切れプロ?とを見分ける知識を持つために最低限の勉強をしなくてはならないと思います。

その時に一番重要となるプロとしての一丁目1番地

何の為にプロで有り続けるのか???と云う理由・・・つまり人生哲学がとても重要となります。お金が一番のプロではプロの意味さえ有りません。でもこんなやからばっかりの様な気もします。(直ぐに判別可能です)
この崇高な哲学、目標が向学心の源泉なんです。年齢など関係有りません、死ぬまで寸暇を惜しんで学ぶ事にどん欲で有らなければなりません。

プロとしてのハートや使命感が貴方に伝わるかどうか?これで判断すれば殆ど間違いなく判別可能です。

以前、或る資格者に東京大学に私と一緒に世界的最先端のお誘いした有資格者の専門分野の学問を勉強に行きましょうと誘った事が有ります。見事に・・・断られました(笑)

世界的な研究論文もインターネットで誰でも勉強する事が可能な時代です。プロはプロで有り続けるためには死にものぐるいで勉強、研究しなくてはなりません。

1000ドルゲノムが実用化されれば・・・・医療界は激変します。

しかし、このゲノム知識を私達一般人がある程度知らないと・・・勉強不足の専門家と称する賞味切れの古くしかも弊害の多い治療をされる可能性が有ります。

昨日のブログでも書きましたが・・・貴方の人生は貴方が選ぶ、決定する。つまり医者も貴方の道具の1つに過ぎません。もちろん、不動産会社も建設会社も・・・貴方が自ら幸せになるために自ら頭を使い、選別し再優良な道具の1つとしてチョイスする時代です。そして本物のプロは貴方と対等に真剣にタッグを組んで貴方の幸せの為の黒子に徹してくれるハズです。

それがプロです。