名器!
先日、私の先輩より・・・
そういえば牧平さん、オーディオに趣味がありましたよね?って聞かれました。
私:若い頃は随分と凝っていましたよ(笑)随分昔(30年ほど前)の話ですが・・・そう若い頃オーディオに凝りまくって初任給の20倍ほどのオーディオセットを無理して買ってジャズを中心に音楽を楽しんで居ました。
主にスイングジャズやビッグバンドジャズ・・・変わり所ではチックコリア、シカゴなどを聞き込んでいました。名古屋の大須にオーディオ専門店が有りよく通いました。そしてそこに有るジムランのパラゴンと云うスピーカーが欲しくて、欲しくて・・・何時間も聞き込んで居ました。高くて買えない・・・スピーカーだけで確か当時の価格で270万円位して居ました。このスピーカーをドライブさせるアンプやターンテーブルをそろえると350万円は優に超えました。当時の私の初任給は額面で63,000円、手取り50,000円位でした。
お金が無いなりに真剣に予算の許す範囲でオーディオセットをそろえて何時も楽しんで居ました。清水の舞台から飛び降りるつもりでパラゴンがかなわないなら・・・ヤマハの名器NS690と云うスピーカーを2台138,000円で買い求めました。当時で云えば相当高い・・・音楽を聴くことと奏でること、歌うことは全く別の脳が働くようです。
ですから?音痴?(笑)
この私に取っては高いスピーカーのその上の機種、ヤマハオーディオが威信をかけたスピーカーを発売しました。NS−1000です。このスピーカー超ロングセラーです。全くモデルチェンジ無しについ最近まで30年ほど売られて居たようです(先輩談)
この趣味も学生時代の20歳から始まり・・・ほぼ27歳くらいで一段落をしました。たまには今でも音楽聞いていますが・・・
先輩もオーディオに凝りまくり一大決心でこのNS−1000を約30年前に購入したとの事です。そして私と同様オーディオの熱も冷めて・・・今では音楽の趣味は無いそうです。20年以上鳴らしもしないこのNS−1000が捨てられないとの事です。スピーカー以外のアンプなどはもうすでに粗大ゴミで処分したとの事ですが・・・・このスピーカーだけは当時の思いが深くて、深くてどうしても捨てられないとの事です。
そして・・・私に是非、もらって欲しいとの熱望で・・・冒頭の質問をなされた様です。
鳴るか?鳴らないか???わからないけど捨てられないから私にもらって欲しいとの事です。古いスピーカーは年月が経ち電気を通電しないとアッテネーターなどの抵抗の部分が腐食やホコリなどで傷害が発生し雑音やノイズが入ることが殆どです。(定期的に使っていれば問題発生確率は少ない)私のNS690もノイズでもう通常使用は不可能となりました。私も捨てられない(笑)
多分ダメであろうと推定しつつ・・・NS−1000を頂きました。フー
昨晩、おそるおそる・・・火(電気信号)を20数年ぶり以上に入れてみたところ・・・(ちょっと緊張しました)
30年前のスピーカーは・・・感動的な当時のそのままの素晴らしい音で鳴りました。ヤマハ独特の少し堅めの音質でピュアーな音でした。アーティストの息遣いや音の深さやつややかさを忠実に再現して感動的な音に2時間ほど聞き入りました。
昔のジャズを引っ張り出して・・・・音に酔いしれて昔を懐かしく思い出しました。
当時のヤマハオーディオが威信をかけて魂をそそいで世に出した自信作・・・30年の時を経てもその輝きは寸分たりとも失われては居ませんでした。
このものつくりに対する情熱や哲学、当時だから可能だったかも知れません。弊社の家創りも同じ哲学で時の洗礼にびくともせずに時空を駆け抜けて光り輝く・・・そんな不動の哲学で日々頑張って居ます。
普通のサプライヤーは売るための商品、儲けるための商品が主流・・・
その次元のさらに上に有る感動住宅・・・日々コツ、コツ、コツ、丁寧に、丁寧に、丁寧に・・・・・