すごい台風
まさしく・・・地球温暖化です。
数日前にＮＨＫで伊勢湾台風50周年特集をしていました。・・・私の脳裏に、伊勢湾台風の再来？と云う悪夢が浮かびましたが・・・今回の台風はコースはほぼ伊勢湾台風と同じでしたが・・・伊勢湾台風ほどの被害は出なかったみたいです。ある意味、ホッ
弊社のお客様も・・・幸いにも全員被害無しの報告を受けています。安堵・・・
しかし、このＮＨＫ特集でも言っていましたが伊勢湾台風の高潮の高さが５．３１ｍと堤防の高さ３ｍを遙かに超えて押し寄せた事が最大の被害を生みました。高潮はただ、海水が浸水するだけでは有りません。当時は貯木場の図太い丸太や壊れた家の残骸がすごい勢いで家や人をなぎ倒しました。
この番組の中で言っていましたが・・・近未来地中温暖化を放置して発生する強大台風の場合、想定高潮は８ｍと科学的に推定されて居るようです。この近未来予測は、私たちが生きている時代の予測です。
あなたの今、探している地域は海抜８ｍ以上有りますか？窪地では有りませんか？等々・・・これからつつがなく過ごすために一番大切なデーターをあなたはプロから教えて頂いて居ますか？？？
法律はあなたを守りません。キッパリ！！！
現在の新築住宅は風速３２ｍに耐えれば良いとされて居ます。そういう法律です。知っていました？？？
耐震性も震度６に耐えれば良い（正確には６．５で大倒壊しない、つまり小破、中破はＯＫ）とされています。そう云う法律です。知っていました。
法律の精神として・・・法は人が営みをする上で最低の事を決めるとされています。建築基準方法はあなたの財産（新築住宅や家財）を守る為に定められては居ません。基本は”命”のみ守れば良いとされて居ます。
弊社の設計基準は・・・法の基準の5割り増し（基準の１５０％）以上で全ての建物を設計をしています。真の安全と住みやすさと費用対効果を考えたとき導き出された強度です。このド厳しい弊社の基準でも、数十年先の気象の変化に十分かどうか？私は断定できません。
今現在でも・・・コスト・・しかターゲットにしていない建設会社の建物は・・・壊れる事を前提で建てられて居る可能性が大と云う現実を建築主は正しく認識して欲しいと思います。
本当に安全な建物は・・・法の定めるファクター（項目）だけでは安全は確保出来ません。また、法の定める強さの基準だけでは本当の意味の安全は確保出来ません。（キッパリ）
一般の買い主様は・・・表面的な利便性や設備機器の豪華さや、表面素材の優劣（無垢とか？集成材とか？）雑誌に書いてある程度の表面的な知識で全てを判断する傾向に有るようです。本当の意味の専門性やプロしか解らない構造強度や偏心率・・・地盤強度と建物強度の相関性・・・その他・・・新規に加入するコミュニティーとご自分との相性などなど・・・真に未来に向けて正しい判断をするためには、めちゃくちゃ勉強するか？本物のプロに出会うしか無いのです。
今の時代・・・なぜ本物のプロが・・・居ないか？
真のプロになればなるほど・・・商売に背を向けなくてはなりません。真のプロになればなるほど・・・売り上げは下がります。この業界は本当にお客様の未来の幸せを考えたとき・・・限りなくシュリンクをします。
一般社会やテレビでもてはやされるプロとは・・・売ることだけのプロ、ただ、数字が大きいだけのプロです。真にお客様の未来までプロとしてあらゆるファクターを見据えたお客様の”幸せ”を考えるプロでは有りません。５０点の土地を９０点と錯覚させて売り切るプロを・・・社会はプロと言います（涙・・・
そう・・・
本当の意味で私が８０点以上を付ける土地は・・・売出不動産物件の総数の２〜３％しか有りません。
90点以上の物件に至っては・・・・１％・・・あるか？無いか？
これでは業界全体がお客様の事を真に考えたら・・・９０％以上の会社が倒産です。
私は無謀にも・・・弊社のお客様全てに80点以上の土地を購入して頂きたい、そして限りなく100点の家を創って頂きたいと真剣に思っています。そして努力をしています。何故？弊社は出来るか？？？それはある意味商売に背を向けています（涙）私にテレビで有名な経済コラムニストが経営者としての点数を付けたら間違いなく落第点です（笑）お客様が購入したいと申し出られても・・・やめなさい・・・と云う事が多々有ります。（時間がかかります）
地球温暖化と云うファクターがますます優良宅地、優良住宅を少なくしてゆきます。未来に向けての優良住宅とは人間性の薄い、花鳥風月とはかけ離れた要塞住宅かも？しれませんね（涙・・・フー）
私は、日々悩み、感じ、勉強し・・・お客様の心をなごませる・・・お客様の心を感動させる・・・そんな住居を創造して居ます。