プロよりの相談
或る経験豊かなプロの大工の棟梁が社長に相談が有る・・・と尋ねてきました。この棟梁はとても腕が良く殆どが下請けをせずご自分のお客様の仕事をしています。しかし、腕を見込み私がお願いして時折私どももお手伝いをして頂きます。ご自分のお客様の増築の話のついでに耐震補強もしたいとの話でした。サンハウジングの仕事をして頂くときには私が口がすっぱくなるほど耳にたこが出来るほど耐震性能に付いてこまかく、こまかく、うるさく、うるさく、言ったり指示をして居るので・・・・どうも自分が今までやってきた方法に少し疑問?または迷い?が生じたようです。プライドもあるプロ中のプロですからそれなりの自負もあり自分の方法を長年これまでやって来たようです。
私が60分程、構造に付いて講義をしたり耐震性の問題点等に付いて工法的にも法律的にも解りやすく指導をしました。みるみる棟梁の顔色が変わってきました。顔つきも・・・・きもち青ざめてきたようです。職人さんは構造に付いて勉強する機会などあまり無いのです。経験則と親方の指導で構造は判断していたようです。そして建築確認と云う役所の検査が自分の構造の計画を保証してくれると思い込んで居たようです。原点に返り構造の軸組みなどを振り返り地震力等の流れを説明すれば・・・・そこはプロ、スーッと理解をするのです。
しかし、現実には耐震性に付いて真剣に研究も勉強もしてこなかったし施工もして来なかったと大反省をしました。今までご自分で手がけてきた全ての家に自ら耐震性の再検討の依頼の葉書きを出すと神妙なおももちで誓って帰って行きました。
人柄もよく、職人気質の腕の良い棟梁・・・・大反省する現実が有ります。