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憂い

君看(み)よ、双眼の色
語らざれば、憂い無きに似たり

憂い・・・・・が無いのではありません
悲しみ・・・・が無いのでもありません
語らない、だけなんです
語れないほど、深い憂い・・・・・だから・・です。
語れないほど、重い悲しみ・・・・だから・・です。

人にいくら説明したって
まったくわかってもらえないから
語ることをやめて
じっと、こらえているんです
文字にも、ことばにも
到底表せない
深い憂い・・・・・・を
重い悲しみ・・・・・・・を
心の底深く、ずっしり沈めて
じっと黙っているから
眼(まなこ)が澄んでくるのです

澄んだ眼の底にある
深い憂いのわかる人間になろう
重い悲しみの見える眼を持とう

君看よ、双眼の色
語らざれば、憂い無きに似たり
語らざれば、憂い無きににたり・・・・・・・・

私の好きな漢詩を相田さんが著書の中で解説(希望も含めて)したものです。最近の人間は”感じる”能力が退化しつつあるようです、それと反比例して不幸が増殖しているようです。他人の不幸はもちろんの事、自分自身の不幸すら感じられないようになっているかも?