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#知っトク情報ひろば
「名寄帳(なよせちょう)」って知っていますか?
相続や不動産整理のときに役立つ大切な資料です
「親の土地や建物、どこにどれだけあるのか分からない…」 そんなときに役立つのが名寄帳(なよせちょう)です。 名寄帳とは、市区町村が作成・管理している、 “その人が持っている不動産の一覧表”のこと。 土地・建物を所有している人ごとに、 市内にあるすべての不動産がまとめて記載されています。
名寄帳を取ると何が分かるの?
1.被相続人(亡くなった方)が持っていた土地・建物を一覧で確認できる
2.固定資産税がかかっていない土地(私道・農地など)も載っている
3.単独名義・共有名義のものもすべて把握できる
つまり、名寄帳を取っておけば「知らない土地があとから見つかった…」というトラブルを防げます。
どうやって取るの?
名寄帳は、市区町村の税務課(資産税担当)で申請します。請求できるのは、
・固定資産の所有者本人
・その相続人(または代理人)
のいずれかです。
*豊橋市の場合は、市役所の資産税課で申請できます。郵送・窓口・オンラインのいずれでも可能で、
手数料は1通あたり300円程度です。
こんなときにおすすめ
・相続登記や遺産分割の準備をしたい
・所有不動産を整理・売却したい
・親名義の不動産をまとめて把握したい
名寄帳は、不動産を「守る」「動かす」どちらにも欠かせない資料です。 相続や売却を考え始めたら、まずは名寄帳の取得から始めてみましょう。