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ドーパミンエコノミー・・プロスポーツ等々

今の今、日本ではプロスポーツが花盛りです。本当に多くのプロ競技が生まれて山ほどありますね!私には理解出来ないプロスポーツも山ほど有ります。

WBCは今回の日本は残念でしたね、次はアメリカの大リーグ開幕ですね・・マスコミもネットも大谷翔平氏の活躍や日本人の活躍期待に大騒ぎです。私も時折、自分でやるスポーツは大好きで若い頃から多くのスポーツをやりましたよ!そして、エンタメとしてのプロスポーツもホンの少しダケの時間で楽しんで居ますよ!

そして、いつもプロ野球中継やオリンピック等のプロスポーツの熱狂を楽しみ、選手たちの活躍に胸を熱くさせている皆さんに、少しだけ立ち止まって、大切なお話をさせてください。

私たちの愛する「スポーツ」や「エンタメ」の裏側で、今、私たちの「脳」をターゲットにした、かつてない規模の仕組みが動き出しています。それは、私たちが気づかないうちに、心と体の健康と私たちのお金と、「一番大切な人生の一部=時間」を少しずつ削り取っていく静かな嵐のようなものです。

少しダケ長い文章になりますが、最後までお付き合いいただければ、きっと明日からの「楽しみ方」が、もっと健康的で、もっと自分らしいものに変わり「時間=投資資源」と云う事が理解出来るはずです。

現代の「脳ハック」経済:行き過ぎた商業主義から心と体を取り戻すために!

今回のテーマの主役は「ドーパミンと云う快楽ホルモン」です。ドーパミンは、脳内で情報伝達を担う神経伝達物質の一つで、意欲、快楽、学習、運動調節などに関与し特に、快感や喜びを生み出し、「報酬系」と呼ばれる脳のシステムを活性化させることで、やる気やモチベーションを高めます。中毒性が強いホルモンでも有ります。

1. 「仕掛ける側」と「仕掛けられる側」の残酷な境界線
人生において、プロ野球の劇的な逆転満塁ホームランに興奮したり、オリンピックで日の丸が掲げられる瞬間に涙したりすることは、素晴らしい経験です。しかし、現代のエンターテインメントは、かつてのそれとは全く別物へと変貌してしまいました。

今の世の中には、残念ながら二通りの人間しか存在しません。それは、「仕組みを仕掛けて利益を得る側」と、「仕組みに仕掛けられて、時間と健康と観戦したりグッズを買ったりしてお金を差し出す側」です。

現在の資本主義は、デジタル技術と融合し、私たちの脳にある「報酬系」という回路を直接ハックする段階に突入しました。これが中毒性が強い「ドーパミン・エコノミー」の正体です。私たちの自由意志、つまり「自分で選んでいる」という感覚さえも、実は巧妙に設計されたアルゴリズムによってコントロールされているのかもしれないのです。

2. 脳のブレーキが壊されるメカニズム
なぜ、私たちはスマホの通知が気になり、SNSをスクロールし続け、ついついジャンクフードに手が伸びてしまうのでしょうか。それは、脳内の「ドーパミン」が、「期待」という刺激に最も強く反応するようにできているからです。

脳科学的には、報酬が確実にもらえる時よりも、「もらえるかどうかわからない」という不確実な瞬間にドーパミンが最大放出されます。SNSの「いいね」や、試合の「次の1打席」のワクワク感は、まさにこの仕組みを突いています。

この過剰な刺激に晒され続けると、脳の司令塔である「前頭前野」が疲れ果て、機能が低下してしまいます。すると、論理的な判断ができなくなり、目先の快楽を優先する「衝動的な脳」になってしまいます。
さらに、脳科学者ケント・ベリッジによれば、脳には「欲求(もっと欲しい!)」と「好意(これが好き!)」の2つの系統がありますが、現代の経済は「好きでもないのに、欲しくてたまらない」という中毒状態を意図的に作り出しているのです。

3. 50年前と現在の「異常な膨張」
私たちが楽しんでいるスポーツの「価値」は、この50年で信じられないほど膨れ上がりました。

例えば、1970年代のプロ野球(ON時代)を思い出してください。当時の野球は、家族でテレビを囲む「生活の彩り」でした。しかし、現在の大リーグの球団価値は、当時から160倍近くも上昇しているところがあります。選手の年俸が100億円を超え、それに加え年間100億円以上コマーシャル等で稼ぐ選手も居ることも珍しくありません。私が若い頃50年前は年俸1億円でも日本中が大騒ぎの状態でした。

日本のプロ野球市場も、当時に比べれば20倍から30倍に拡大しています。しかし、ここで冷静に考えてみてください。今の野球は、50年前の100倍面白いでしょうか?

楽しみの本質は変わらないはずなのに、私たちから吸い上げられるコスト(広告費、放映権料、グッズ代、そして私たちの貴重な「時間」)だけが、最大200倍にも桁違いに増えているのです。

企業は、私たちの「可処分所得」だけでなく、私たちの「精神のリソース(注意)」そのものを奪い合うようになりました。24時間、アルゴリズムがあなたの脳を狙い撃ちし、休む暇を与えません。

4. 食卓に潜む「至福点」という名の罠
この「中毒化戦略」は、テレビやスマホの画面の中だけではありません。私たちの「食」にも及んでいます。

加工食品メーカーは、砂糖・塩・脂肪が最も脳を興奮させる黄金比率「至福点(Bliss Point)」を科学的に割り出しています。ポテトチップスの食感、とろけるような油脂の質感。これらは栄養のためではなく、あなたの脳を「もう一口」と中毒にさせるために設計されています。

私にも経験が有りますがポテチの袋を気が付いたら空にして一気に食べてしまった経験が何度もあるハズです。

この中毒が、私たちの体内で「生物学的ドミノ倒し」や肥満による体内炎症を引き起こします。

超加工食品の原材料の小麦のグルテンや添加物や糖質が腸を傷つけ、「リーキーガット(腸漏れ)」を起こす。

本来入ってはいけない毒素が血中に漏れ出す。

全身で「慢性炎症」という火事が起きる。

その炎症が脳や臓器を蝕み、がんやうつ病、生活習慣病を誘発する。

不健康な人が増えるほど、今度は医療や製薬ビジネスが潤う。この「死ぬまで搾り取られるサイクル」が完成してしまっているのです。

5. オリンピックと「祝祭資本主義」の闇

オリンピックもまた、純粋な競技から「視聴者の脳を奪い合う装置」へと変わりました。1970年代に比べて放映権料は170倍以上に跳ね上がりました。その結果、開催地の時間帯など無視して選手の体調や視聴者の体調よりも、一番お金が儲かる「アメリカのゴールデンタイムに合うかどうか」で競技時間が決まるようになりました。体内時計が狂い不健康極まりない事も平気でお金の為に実行されています。

さらに深刻なのが「スポーツのギャンブル化」です。一投一打にスマホで賭けができる仕組みは、スポーツ観戦を「純粋な応援」から「ダイレクトな博打」に変質させ、脳を異常な興奮状態に追い込みます。マスコミはライバル関係を捏造し、ナショナリズムを煽り、私たちの感情を煽る物語を作り上げたり、刺激的なシーンを何度も何度も流し続けてドーパミンの供給源として利用しています。

さらに、ドーパミンエコノミーが過剰になると人は自らの価値観を見つけて、自ら考える力を奪われてしまいます。考えるリソースが枯渇するのです。さらに深刻な事は、脳はドーパミン刺激を少なくするためにドーパミンの受容体を減らす事で、渇望が起きより強いドーパミンによる幸福感の刺激を求めて、さらにドーパミン過剰を自ら求めてしまうように脳は変質してしまいます。

そして脳が考える事が苦痛となり思考停止・思考拒絶をして多くの反知性主義者が爆増してしまったのが現代社会のリアルな悲しき現実なのです。

6. 子供たちの未来が「先食い」されている
最も心を痛めるべきは、子供たちへの影響です。20代まで発達し続ける子供の脳に、この強烈な刺激を浴びせることは、彼らの「地道に努力する力(遅延報酬)」を奪い目の前の快楽を求めて中毒性の強いドーパミンを求め人間的成長力を奪うことになります。

「勝利至上主義」の教育現場では、子供たちは大人たちの虚栄心を満たすための道具にされ、期待に応えられないと「燃え尽き症候群」として脳を損傷させてしまいます。これは、次世代の可能性を商業主義が食いつぶしている、生物学的な悲劇です。

さらに、プロスポーツは職業となり代々世襲され、親の欲望により幼子から一途に、そのスポーツ以外の能力を付ける機会を奪われます。金メダルや有名選手ならまだしも・・99.99%の勝ち組に入れないプロスポーツを目指した一流と認定されない幼子(日本ダケでも数百万人)の人生の成長の機会は全く奪われてしまいます。

7.このドーパミンエコノミーは現代社会のあらゆるカテゴリー全てに共通するのです。

・あらゆるマスコミが垂れ流すエンタメや芸能界やSNSやファッション界や、あらゆる買い物を煽るマスコミやネット等々の宣伝活動により私たちの脳はドーパミン中毒症となり・・脳はドーパミンでハックされた状態となってしまうのです。

前項のプロスポーツと同様にドーパミンエコノミーが過剰になると人は自らの価値観を見つけて、自ら考える力を奪われてしまいます。考えるリソースが枯渇するのです。そして多くの反知性主義者が爆増してしまったのが現在の悲しき現実なのです。

9割以上の現代人は、このドーパミンエコノミーに脳をハックされて離脱する事は不可能と成ります。自分自身の人生さえも、トイレットペーパーと同じような消耗品としてしまうのです。

8. じゃあ〜どうしたら良いの?

商業主義からの「正しい距離感の確保」:自分を取り戻す3つのステップ
では、私たちはどうすればいいのでしょうか。この「快楽の踏み車」から降りるために、今日からできる「知的・生物学的脱走」の処方箋を提案します。

「退屈」を友達にする(デジタル・デトックス)脳のデフォルトネットワークを意図的に作動させる。

持てる全てのデジタルディバイスからの通知を切り、スマホを持たない時間をあえて作ってください。退屈を感じることは、疲れ切った脳の受容体が回復しようとしている証拠です。何もしない時間にこそ、本来の創造力が宿ります。

「原材料名」を見る習慣を持つ
広告の言葉ではなく、裏面のラベルを見てください。自然のままの食べ物(ホールフード)を選び、化学的な「中毒」から味覚と腸を守りましょう。

「セロトニン」や「オキシトシン」の幸せを大切にする
短期的な興奮(ドーパミン)ではなく、深い集中(フロー)、人との温かい対話、自然の中での運動など、心が安らぐ「セロトニン」の幸せを優先してください。セロトニンやオキシトシンはドーパミンと違い中毒を起こさないのです。

エピローグ:あなたは、本当に大丈夫ですか?
幸せとは、誰かが作ったアルゴリズムによって与えられる刺激ではありません。それは、自分自身の規律、深い思索、そして「これで十分だ」と満たされる静かな心の中にあります。

野球を楽しみ、スポーツを愛する皆さん。「足るを知り」、仕掛ける側の搾取の意図を理解して断捨離して1日に1時間程度のエンタメと理解し、その情熱を、誰かの利益のために利用される「中毒」として消費するのではなく、自分自身の人生を豊かにする「喜び」として取り戻しませんか。

現代社会を覆う冷酷な真実の、世の中には、根源的に2通りの人間しか存在しない。「@仕掛けて搾取する人間」と、「A仕掛けられて搾取される人間」である。

@仕掛けて搾取する人間の仕掛けに引っかかりドーパミンの嵐に脳が焼き切られる前に、立ち止まって自分に問いかけてみてください。

「私は、私の人生を、私自身の心で味わっているだろうか?」と。

本来の生き生きとした生命体としての自分を取り戻す道は、今、あなたの目の前にあります。

動画も見てくださいね!

https://youtu.be/bd4DoHOEobA