ZEH・ゼロエネルギーハウス

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はじめに

ZEH(ゼッチ)とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略。
①住宅の断熱性能を向上させ
②省エネ性能の高い設備機器を使用し消費エネルギーを抑え
③太陽光発電システムなどでエネルギーを創り出す

ことで「使ったエネルギー」と「創ったエネルギー」がプラスマイナスゼロ以下となる住宅のことです。

サンハウジングは「ZEHビルダー」です

ZEHビルダーとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス実証事業の趣旨に基づき、自社が受注する住宅のうちZEH(Nearly ZEH・ZEH Orientedを含む)が占める割合を2025年までに50%以上とする事業目標を掲げる工務店やハウスメーカーなどのことです。サンハウジングは2017年度にZEHビルダーの登録を行いました。

ZEHビルダーサンハウジング登録ロゴ

【弊社の2025年度までのZEH普及目標と実績】

2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2025年度
ZEH実績 ZEH普及目標
9% 11% 10% 0% 50% 50%

「ZEH」の家を創るためには?

ZEH住宅にするには、❶断熱省エネ創エネ 3つのポイントをクリアする必要があります!

❶断熱(住宅の断熱性能=外皮性能)

外皮平均熱貫流率(UA値:ゆーえー値)と冷房期日射熱取得率(ηA値:いーたえー値)、この2つの基準で住宅の断熱性能を表します。

外皮平均熱貫流率:UA値
住宅から熱が外にどのくらい逃げていくかを測った値。

冷房期日射熱取得率:ηA値
夏の暑い時期に熱がどのくらい室内に入り込むかを測った値。

POINT

外皮性能の値は、壁や床・天井などに入れる断熱材の性能と窓やドアなどの開口部の性能で決まります。
ZEHの基準値では、2020年に義務化される省エネ基準より高い性能値が求められます。

標準仕様でZEH基準クリアの断熱性能
サンハウジングの断熱等性能等級は、標準仕様でZEH水準の等級5(外皮平均熱貫流率:0.60(W/(m2K) )相当の断熱性能があります。断熱材には、密度16kの高性能グラスウールを使用しており、床の断熱材には「押出法ポリスチレンフォーム」を使用しています。

さらに、高断熱仕様では北海道の旭川・札幌などの寒冷地での基準に相当する断熱性能0.40(W/(m2K)にすることができます。

断熱
❷省エネ(消費エネルギーを抑える)

住宅が1年間で消費するエネルギーは、❶の外皮性能などをもとに、暖房・冷房・換気・給湯・照明で消費するエネルギーを計算して求めます。

POINT

エアコンなどの性能や給湯器の種類、照明の種類などで決まります。
ZEHでは、省エネ基準となる消費エネルギー量より20%削減する必要があります。

おすすめ!地中熱利用換気システムを使った「地中熱の家」
自然エネルギー「地中熱」を利用し、地中熱で外気を温め・冷やし、夏は涼しく・冬は暖かい…一年中快適温度で過ごしやすく、家族の体にも家計にもやさしい家にするシステムです。

花粉やホコリを除去して空気をキレイにしたり、高気密高断熱構造で光熱費の節約になったりなどのメリットがあります。

地中熱利用換気システム
❸創エネ(創り出すエネルギー)

太陽光発電システムなどで創り出すエネルギーが、❷で算出した消費エネルギーより上回る必要があります。

POINT

太陽光発電等で創り出せるエネルギーには限度があります。
そのため、より性能の高い断熱材や開口部の建物で消費エネルギーの少ないエアコンや給湯器等の設備を導入し「使ったエネルギー」をより少なくする必要があります。

太陽光発電パネル
ご希望の屋根材にソーラーパネルを取りつけることができます。
毎日の電気代の節約や万が一の災害時のときに役立ちます。

太陽光発電パネル

「ZEH」のメリット・デメリット

メリット
メリット❶ 補助金が出る!

現在、ZEHの要件を満たす住宅には経済産業省・環境省連携の支援事業で補助金が交付されます。
※補助金については確認が必要です。

メリット❷ お財布に優しい!

断熱性能の向上により冷暖房費が下がり、太陽光発電による余剰電力を売ることで電気代が抑えられ、光熱費などの毎月の費用が抑えられます!

メリット❸ 快適に暮らせる!

毎月の費用が抑えれることで冷暖房を気にせず使えるようになります!それにより、夏の暑さや冬の寒さを我慢することなく、快適に過ごすことができます!

メリット❹ 健康に暮らせる!

冬は部屋の温度差により血圧が急激に上昇し、心臓発作や脳血管障害を引き起こす「ヒートショック」の危険性があります。暖かい室内で過ごせるようになれば、病気のリスクを避けられる可能性も上がります。

メリット❺ 環境にも優しい!

ZEH仕様にすることで、消費する電気・ガスなどのエネルギーを削減することができます。さらに発電などでCO2の排出も抑えれるので、環境にも優しいです。

メリット❻ 資産価値が上がる、かも!

ZEH認定を取得することにより、建物の資産価値が上がることも考えられますので、売却の際に有利になる場合があります。

デメリット
デメリット❶ 導入コストが高くなる

断熱材やサッシ等の断熱性能アップ、省エネ性能の高い機器の導入、そして太陽光発電システム設置と費用がかさみ、導入コストは上がってしまいます。

申請(別途費用)すれば補助金が受けられる場合がありますので、多少はコストアップを軽減できる場合があります。

デメリット❷ 家の形・間取りに制限が

必要な発電量を得るためのソーラーパネルを設置するには、ある程度の屋根面積を確保する必要があります。
そのため、建物の形状や間取りに制限が出る可能性があります。また、窓の形状や大きさなどにも制限が出る場合もあります。

デメリット❸ メンテナンス費がかかる

ZEHに必要な機器にはそれぞれ寿命があり、買替やメンテナンス費用が必要となります。例えば、ソーラーパネルの寿命は20~30年と言われています。また、省エネ性能の高いエアコンや給湯機器も、エネルギー効率は良いもの程寿命が短くなる傾向があります。

デメリット❹ 時間と手間がかかる

ZEHの申請をするために、建物の性能や消費エネルギーを計算し、書類等用意する必要があります。
間取り等を変更するとその都度計算し直すことになり、工事開始までに通常より時間と手間がかかります。

実際に導入を検討される際は、これらのことをきちんと理解した上で判断することが重要です!

「ZEH」導入の具体的な流れ

Step1 間取りや設備の仕様などを決める

❶間取り・床面積
❷窓・ドアの数や仕様
❸断熱材の仕様
❹導入する設備・機器(冷暖房機器、換気設備(地熱利用換気システム)、給湯設備、照明器具など)
❺太陽光発電システム「エネファーム」・「エコフィル」などの創エネ機器
(※太陽光発電を採用する場合、屋根がソーラーパネルを載せられる形状か確認する)

Step2 断熱性能が基準をクリアしているかチェック!
Step3 消費エネルギー量が基準をクリアしているかチェック!
Step4 必要になるソーラーパネルのサイズをチェック!
Step5 認定を取るために申請をする

Step1~4を全てクリアしたら、ZEHの認定「BELS(ベルス)」を取るために申請をします。この認定を取ることでZEHである証明になります。
補助金枠がまだある場合は、補助金の申請手続きと併せて認定の申請手続きをします。

ZEHの普及は、日本全体のエネルギー消費削減に貢献し、国際的な地球温暖化対策への取り組みとしても期待されます。世の中の流れとしては住宅の省エネルギー化が必要とされていますので、上記のメリット・デメリットを十分に理解された上でZEHの導入を検討していただければと思います。

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