蓼(たで)食う虫も好き好き
辛い蓼(たで)を食う虫もあるように、人の好みはさまざまである。
わざわざ辛い蓼なんか食べなくともいいのに、よりによってそんな草を好んで食べる虫もいる、虫にも色々有るように人間の好みも本当に様々です。蓼を好んで食べる虫としては、イチゴバムシ、タデアブラムシ、タデコヤガなど。
たで食う虫の様な・・・人間とは???・・・(笑)
しかしながら・・・
この蓼(たで)に辛いだけでは無く・・・遅れて炸裂する致死量の毒が有ったなら・・・???
こんな事を言っては居られませんね(笑)
昨今、弊社にも多くのお客様が見えていまして・・・住宅のご希望を多くお聞かせ願えます、弊社はどこの建設会社でやられても全くかまいません。土地だけでも販売をしています。約9割程度のお客様が弊社以外のメーカーで住宅を新築されています。もちろん、土地だけの場合は近隣の相場と同等の値段にはなりますが・・・
しかし、不幸にも私は建築のスペシャリストなんですね・・・お客様のご希望する他社の住宅に決定的な欠陥を見つけてしまう事がまま、有ります。
例えば・・・
輸入住宅
決定的な致命傷は・・・その耐久性
つまり、多くの輸入住宅は北欧とか北アメリカ、カナダなどの寒冷地で湿度が取っても少ない地域から来ている住宅が多々有ります。
日本はもはや・・・亜熱帯地方です
平たく言えば、まんじゅうを1ヶ月亜熱帯地方の外部に放置した後に食するようなモノです。99.99%腹痛ですね
しかし、このまんじゅうを雪原(冷凍庫なみ)に放置して1ヶ月ではどうなるでしょうか???
たぶん、お腹は大丈夫かも知れませんね???
特に木造や内部が木材で出来て居る住宅は、その材料の育った環境と建設地の環境が同じか?似ている事が一番の耐久性の基本原則と思います。
見かけだけ、今だけ、見て居ませんか???雰囲気だけ見て居ませんか???
貴方は奥様をめとるとき又は、ご主人を選ぶとき・・・外観の見かけだけで決めるのでしょうか???万が一見栄(外面)と欲(金)だけで伴侶を決めた夫婦の将来は???どのような未来が待っていると思いますか???
全ての生命は、全ての有機物は酸化する、つまり平たく言うと腐る、朽ちると云う事から切っても切り離せません。それが適正な期間で順次進行していけばそれほどの問題は有りません。しかし、想定する期間よりはるかに短い期間で進行した場合?どうなるのでしょうか???
あなたの寿命が平均寿命約80年の半分しか無いとしたら・・・そして、その半分をのばすために費用がかかるとしたら・・・当然、お金を払い寿命を延ばす道を選択するでしょう
家も同じなんです。
おおよそ普通の家の場合、この延命金額は一ヶ月1万円程度です。多くの建て主は30代です、80代まで生きるとして50年(600ヶ月)間ですね・・・つまり一人の一生で600万円のメインテナンス費用が必要となります。もちろん、建設時に本当に良い材料を使いイニシャルコストをかければ、この費用は最大半額程度までは減らすことが可能と推定されます。
片や・・・気候風土を無視して亜熱帯地方にまんじゅうを放置する様なおろかな選択をした場合
その費用は・・・外部がオール外材の木製の場合月々当たり3万円程度必要となります。つまり50年で、1800万円のメインテナンス費プラス、腐ったまんじゅうの買い換え費用2,000万円を加算されますので合計3,800万円必要となります。外材の場合シロアリの駆除消毒の保証期間内でもバクバク蟻害が発生しているケースも有ります。内地材は全く食われていないのに外材は全滅なんて光景を何度も見て居ます。
一生の差額は3,200万円です。この差は人生を豊かにするか?厳しくするかには十分な差額です。
売らんかな!!!の言葉など信じては行けません。本日某輸入住宅の日本版パンフレットを見ていてガクゼンとしました。日本の仕様に全くなっていません。プロの私が見て10年以内に何百万円もする不本意な修繕がほぼ間違いなく???発生する可能性が有ります。(ちょっとインテリジェンスを働かせれば、素人でも直ぐに解ります。知りたい片は弊社までご来店下さいね・・・(笑)
外材は内地材の数倍早く腐ります。これは気候風土の違いから来る厳然たる事実です。信じられない片は弊社まで来て下さい。明確な実験結果をお見せできます。
あなたはせっかく運良く、弊社にたどり着いたのですから・・・みすみす穴ぼこに落ちてはなりません。弊社で建設などしなくて全く結構です。正しい知識、正しい判断を下すためのインテリジェンスを身につけて下さい。好きな建設会社にあなたが正しく勉強した正しい仕様を要求すれば・・・かなりの危険は防げる可能性が有ります。
そもそも弊社は年がら年中忙しすぎて全てのお客様に対応など出来ないのです。多くは必要有りませんし、多くを望めば大切な、大切な、信頼関係を忙しさのあまりに傷つけてしまう愚かな事をする恐れが有りますから・・・
弊社は永遠の零細企業を宣言しています。足を知る人間の集団です。