専門家の教える住宅建築のこつ


左のグラフを見て下さい。これが私どもの考える、住宅建築の重要度(完成度)です。

つまり、着工までには住宅の善し悪しの80%が決まってしまう。私どもはそう考えます。

 

 

 

「工程の重要度」:構想、予算立て、設計者選び50%。基本設計まで20%。実施設計完了まで10%。建築着工まで10%。建築完了まで10%。

構想、予算、設計者選び

まず、自分がどんな建物を建てたいのかを、よく考えてください.。    
自分を家に合わせるのではなく、家を自分に合わせること。

次に予算を組みます。

*もし、あなたが有る程度予算の確保の出来る場合。

1、自分が住宅について人任せに出来ない性格で、トコトン時間をかけて勉強出 来るなら
建築士に図面依頼をし、専門的アドバイスを受けるのがベスト。

2,時間をかけて建築の勉強が出来ないならよい建築士を選ぶことが重要す。
自分の考え、夢を実現してくれそうな設計士を根気よく探して依頼します。
ハードの話ばかりする設計士はダメ。哲学、理念を聞きましょう。
設計士にも、医者と同様ヤブが有り仕事を依頼すると悲惨な目に遭うこともあります。

*もし、あなたが予算のあまり確保出来ない場合。

1,思いどうりに建てるには、とても少ない予算の場合。
家は自分の生活や家族を犠牲にしてまで、買う物では有りません。
無理な借入れをするくらいなら建築そのものをあきらめましょう。


2,少ない予算
プレハブメーカーの建物を、拝み倒してまけてもらうのも、いいかもしれまん
一般建築を値切る事によって、品質の低下が起きるよりはいいでしょう。
ただし、基礎だけでも、設計士にみてもらったほうが安心できますよ。


*******セールストークに御用心**************

設計段階の手をかけず、最初から坪単価だけで契約する工務店もあるようです。
そんな時は、追加工事に泣かされることが多いので、注意してください。

破格の坪単価で契約しておき、工事を進めながら、変更を重ねてしまい、
結局割高の工事になってしまうというわけです。

お決まりの殺し文句はだいたいこんなところです。

見積もりの商品は、廃盤になっていましてこちらの高い方か安い方から選びなおして下さい。
一生に一度のことですから、こちらの良い物にされたらいかがですか。後で取り替える事は 出来ません。
自信をもっておすすめできるのは、ほんとうはこちらなんですが?
長い目でみますと、こちらの方がお買い得です。
こちらの色合いの方が、この建物にはピッタリですよ。でもほんの少しお高いですが?
お隣様とのバランスを考えると、見積もり品では品祖に見えます。こちらの良い物にされたらいかがですか?


基本設計完了まで

A、設計士との信頼関係を早く築く努力をする。お互い本音の意見交換が出来る人間関係を構築する。具体的には下記に記述します。

・自分の育ってきた住環境について、話をする。住宅を通して施主を理解する為に重要。
・自分の一番落ち着く場所、又は環境について話をする。
・自分の家族にはこうあって欲しいという希望について話をする。
・この人の為なら真剣に頑張らなくては、という気持ちを設計士に起こさせる。
・設計士の前で、格好をつけない。みえをはらない。ありのままの自分の気持ちを話す。
・設計士の話も良く聞く、わからないことは、理解できるまで論議をつくす。

B、地盤調査は必ず行う。予算が許せばボーリング調査。近隣のビルなども調査しているはずなので参考にする。建築地のご近所の長年そこにお住まいのお年寄りに、昔その土地がどうなっていたか訪ねる。

C、日当たり、と風通しを考えた間取りを作成する。冬は日当たり、夏は風通し。各部屋に出来るだけ南北に窓を一つずつもうける。日本は、夏は南風が多いんです。

D、交錯してはいけない動線、と交錯するべき動線を時間という軸を通して考える。

E、間取りについては、一番環境の良いところを絶対に居間にする。例えば辰巳の角人間は環境の良いところに集まるものなのです。

F、予算とのバランスを見て、建築可能な大きさを想定する。
大きな物を小さくするのは、とても難しいし、仮に出来たとしてもバランスの悪い物になる。

G、初めての建築主は、紙の上の図面では真の理解は出来ません。
真に理解するために下記の事をして下さい。

・原寸大の線を敷地に書いて、実際に朝起きるから寝るまでを、歩いてみて下さい。
・立体的に理解するために、大きめの縮尺の図面の上に、段ボールを切って模型を造って
 下さい。コツさえ解れば、一時間で出来ます。
・図面の中へ家具、などの実際に生活に必要なものを、すべて正確な寸法で記入して下さ
 い。その中を、人の大きさの紙人形を切って歩かせて下さい

H、(建物の造形)奇抜な建物と美しい建物の違いを良く認識する必要有り。

   奇抜な建物・・・使いずらくて、時の流れと共に陳腐化する。
   美しい建物・・・時の流れと共に、益々美しくなる。



実施設計完了まで

A,予算オーバーにならないように、予算配分に注意する。

B,断熱、防音について配慮する。

C,窓の高さ、各種作業台、もの入れ等の高さについてチェックする。

D,建材、設備等の選定を実物を見て決定する。

E,建物内の安全について、チェックする。

F,防犯上の配慮をする。残念ながらこれからの住宅には絶対必要。

G,居間より各部屋へ電話配管をする。来るべき電脳住宅に対応出来るために。

 


建設着工まで

A,住宅建設の見積書のチェック

 ・不当な値段が記入されていないかチェックする。
 ・見積もり漏れが無いかチェックする。
 ・別途工事について正しく理解する。
 ・契約書のチェック、契約
 ・契約書は、一字一句正しく理解し、漏れなく読んで下さい。
 ・敷地の位置だし(地縄張り)
 ・敷地に建物の原寸の縄が張られますので、再度自分で、歩いてみて下さい。
  隣地との距離をチェックして下さい。
  この時庇の出寸法も隣地へはみ出していないか忘れずにチェックして下さい。

B,現場監督の能力

工務店には、新入社員の現場監督から何十年の経験の監督まで様々な能力の人がいます住宅監督の
実務経験5年以下の監督は、工務店の責任者にはっきり言ってことわりましう。

出来ることなら、その工務店の有能な監督を指名しましょう。高級住宅経験ということが重要です。

高級住宅というのはその工務店に取って重要なお客様で有ることが多いのです。
その建物を任せられるということは能力が有るということです。工場や倉庫を何十年と造っていてもなんの役にもたちません。監督の出来不出来は、住宅の細部の仕上げを含めて住宅の出来不出来そのものです。


建設完成まで

・出来る限り現場に足を運びましょう。そして自分の思い違いが無いかチェックしましょう。
・職人さんにやる気を出してもらうよう努力する。
・気づいたこと、直して欲しい所は直接職人さんには言わないで、現場監督経由で言いましょう。
なぜなら直接仕事途中で変更する事を職人は、最も嫌うからです。その事でやる気を失ってしまいます。
・職人の仕事ぶりを、物珍しくじっと見つめる事もあまり好まれません。
・具体的な色決め、品番決めは実物見本でなるべく大きめのサンプルを見て決めて下さい。なるべく天然素材、存在感のあるもので選定して下さい。